3/14は乙女座で満月。
満月には土星がタイトに触れています。
ノースノードにほぼ近い状態ですので皆既月食です。
ちなみに今回の月食が見えるのは南北アメリカ、ハワイなど。

月食の強力なオポジション(180度)は、日本では2-8ハウスで起こります。
自国の領土、資産、経済の問題。
先日、トランプ氏の「日米安保は不公平」という発言がありましたが、その言葉を彷彿とさせるような図ですね。
同盟国であるアメリカは「オレのものはオレのもの、お前のものもオレのもの」という不可解な主張をさらに強めそうです。
ステリウム状態の8ハウスに月は引っ張られるも、ふんばる。
ふんばるけれど、さらにお金をむしり取られる…というような。
MC上の天王星も印象的です。
社会における日本の立ち位置を変えていく必要がありそう。
6ハウスを支配する天王星は、防衛の在り方を変えていくということなのかも。
6ハウスカスプ付近にある冥王星も象徴的です。
ちなみに、ロシア、ウクライナなどの東ヨーロッパ、イスラエルでは月食は5-11ハウスで起こります。
自国の主張と諸外国らの結束との間で起こる緊張。
イギリス、フランスをはじめとしたEU諸国…西ヨーロッパでは6-12ハウス。
見えない脅威に対して防衛の在り方が大きく変化。
特にウクライナの次は自国か…という危機感を持つポーランドの図は非常に印象的です。
ポーランドは先日、全成人男性への軍事訓練を義務化し、軍の規模もかつてないほど拡大することを発表。
アングルを含む地のグランドトラインに月食が加わりカイト。
ASC上に天王星。
これまで続いてきた安定したシステムが大きく変わるということなのでしょうか。
大国アメリカが台風の目となり、世界の秩序が大きく揺さぶられる月食…といえるでしょう。
さて、個人レベルではどう落とし込めるでしょうか。
3月は何かとあわただしい季節です。
日常や環境の変化も多いとき。
加えて毎日のように心をざわつかせるようなニュースを目にするなど、心穏やかではいられないという人もいるでしょう。
そこはかとないざわざわ感がベース音のようにずっと響いているイメージ。
ですが、この「ざわざわ感」こそが、自分の持っているものの価値を再確認するためのきっかけになるのではないでしょうか。
もっと〇〇になりたい。
もっと〇〇がほしい。
飽くなき欲望は確かに生きるためのエネルギーになる…ともいえます。
ですが飢餓感を動機として発動するエネルギーは危ないですよ…欲求おばけの道まっしぐら!
(現在非常に強調されているアウトオブバウンズの火星は冥王星とクインデチレ)
ポジティブな未来のビジョンをイメージすることは良いのですが、それが飢餓感から発しているものなのかどうか、改めてこのタイミングで確認してみると良いでしょう。
そのためにも、まずは「今」の自分自身をしっかり見つめること。
今自分の持っているもの、考え方、感じ方、価値観、対人関係…等々の価値を再評価すること。
必要以上に辛辣な評価をしていませんか?
きちんと評価し、すでに今豊かなエネルギーに満たされていることを確認しましょう。
すでに幸せ。
すでに満たされている。
すでに豊かであることを思い出して。
その上で描く未来のビジョンは現実を引っ張るほどに強力なものとなるはず。
火星が暴走しがちなこの時期。
欲求おばけになるのではなく、今をさらに豊かにするために、活力をコントロールしつつ発揮していきましょう。
それでは今回はこのへんで。
どうぞ佳き月食の日をお過ごしください。
May your Lunar Eclipse in Virgo with peace and joy!
ナマステ☆
チャンドラケイ